ここではフェラーリの象徴たる跳ね馬のマークの由来について紹介します。
カヴァリーノ・ランパンテ(プランシング・ホース)の由来は
このエンツォ自身の言葉に凝縮されている。
「跳ね馬のマークの由来は簡単で魅力的だ。この馬はかつて、モンテロ山で死んだイタリアの英雄フランチェスコ・バラッカの戦闘機の機体に描かれていた。
彼こそは第一次世界大戦においてエースだった。
(※バラッカは戦時中34機ものドイツ軍機を落とした記録が残る撃墜王である)
1923年、私が初めてサビオサーキットで勝ったとき、彼の父親エンリコ・バラッカ伯爵と、そしてそのすぐ後に母親のパオリーナ伯爵夫人と出会った。
ある日のこと、彼女は私に言った。
「フェラーリ、息子の跳ね馬をあなたの車に描いたらいかが?きっと幸運をもたらしてくれるでしょう。」私は今、1枚のバラッカの写真を持っている。
それはエンブレムを委ねられた時に彼の両親から贈られたものだ。
馬は黒で描かれ、これはそのまま使用した。
そしてわたしはキャナリーイエローの背景を付け加えた。
それは故郷モデナの色だ。」
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ところがこの話には更なるエピソードがある。
このバラッカ中尉の紋章は、戦争で撃墜した「敵機の紋章」を撃墜(勝利)の記念として貰ったものなのです!
その撃墜されたドイツ人パイロットはシュツットガルト出身で、自分の愛機にシュツットガルト市の紋章を使っていたのです。
シュツットガルト市の紋章は、真ん中に跳ねる馬。
シュツットガルトに本社をおくポルシェのエンブレムも、このシュツットガルト市の紋章をデザイン化したもの。
では何故シュツットガルトの紋章が馬かというと・・・・・ドイツ語でシュツットは馬、ガルトは庭(ガーデン)を表わしています。おそらく馬の名産地だったのであろう。
つまりフェラーリとポルシェは最大のライバルにして、遠い親戚???
Francesco Baracca
(1888〜1918)